入歯を装着する事になった場合、入歯完成後はどのくらいの頻度で通院するのが良いでしょうか。

入歯というのは、完成してからもトラブルが起きやすく、ブリッジやインプラントに比べて通院の頻度は多くなると言えます。最低でも半年に1回は受診したいところです。

歯科医院でのケアの1つが、セルフケアではカバーしきれない入歯の洗浄です。さらに染め出し液で入歯に汚れが残っていないかチェックしてもらい、磨き方を再度指導してもらう事も可能です。

入歯の場合、噛み合わせの変化や入歯を支える顎の粘膜が吸収される事から、定期的に調整を行う事も必要でしょう。トラブルが起きているにも関わらず放置すると、入歯をつくり直さなくてはいけなくなる事もあるのです。

保険診療でつくれる入歯は「レジン床」といってプラスチック製です。自費で出来る「金属床」は金属でつくられていますが、部分的にプラスチックを使用しています。プラスチック製の食器などで実感した事のある人も多いのではないかと思うのですが、プラスチックというのは熱に弱い性質があります。その為、熱湯に入歯を入れてしまうと劣化しやすいのです。ですから、入歯は熱湯消毒するのはNGで、「入歯洗浄剤」につけ置いて、除菌・殺菌するようにしましょう。

また、入歯を装着したまま通常の歯磨き剤で磨く人もいますが、歯磨き剤に含まれる研磨剤は、入歯のプラスチック部分を傷付けてしまう事があります。入歯は外して、流水ですすぎながら専用歯ブラシで汚れを落としましょう。

「豊かな人生は歯から始まる」のTOPへ戻る